XS・SLシリーズ取扱説明書


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【4】配管●配管はガス管、フレキシブルチューブ等の送風源の圧力に耐え、熱風吐出口には充分な耐熱性のあるものをご使用ください。●長い配管、細い配管、ノズル等の先端を細くした配管、極端な曲がりや広がりのある配管は圧力損失が起こり、送風量が減少してヒータが過熱しますので充分に注意して配管設計をおこなってください。●熱風吐出口からの配管は長いほど温度は急激に下がりますので、できるだけ加熱対象物に近づけてご使用ください。●エア漏れの無いように確実に接続してください。熱風が漏れると火傷や火災の恐れがあり非常に危険です。●火傷防止、配管の放熱ロスを少なくするために、配管に断熱施工をしてください。●ヒータのエア供給口、吐出口の配管接続方向を間違わないでください。間違って配管した場合、ヒータが断線する場合があります。●接続配管並びに本体固定方法は、熱風運転時の熱膨張および運転停止時の冷却による本体全長の伸縮を考慮して、自在性を持たせてください。本体が損傷する恐れがあります。【5】運転●送風せずにヒータに通電するとヒータは空焚きにより、数分後に断線します。その時にはヒータケースが高温になりますので、周囲に可燃物があった場合、引火の恐れがあります。必ず送風源とのインターロック回路を組み込んでください。〔ヒータの溶解による断線は保証いたしかねます〕注意:エア供給源は油分、水分、ホコリ等の混入していないクリーンエアを使用してください。ヒータ内部に油分、水分、ホコリ等が混入するとヒータの絶縁が低下してヒータの寿命が短くなります。ホコリが内部に入りますとヒータの熱で加熱されホコリが火の粉の状態で熱風吐出口より飛び出し危険です。●ヒータの熱風吐出口にて、連続使用最高熱風温度(カタログNo.8記載)を超えて運転しないでください。●ヒータの本体許容圧力(カタログNo.8記載)を超える圧力をかけないでください。●振動の発生する場所での使用は避けてください。また、頻繁な間欠運転やエアの脈動は避けてください。ヒータ内部の絶縁碍子が破損して絶縁不良の原因になります。●送風源の吸入口や、フィルタが目詰まりすると性能が100%発揮できませんので、定期的に点検清掃をおこなってください。●運転を終了した後で配管内の湿度が高い場合は結露することがあります。万一結露によって絶縁低下発生した場合は、しばらく送風運転すると結露がなくなり、絶縁が回復します。●送風停止時に熱が逆流しないようにしてください。熱が逆流してエア供給口、電源接続ターミナル等が過熱することがありますので、Aセンサ位置での熱風温度が70℃以下になるまで、必ず冷却運転をしてから送風を停止する必要があります。〔熱が逆流しない場合は、冷却運転をする必要はありません。〕●XS-2(A・Bセンサ付き)シリーズ、XS-4・5・6シリーズは専用の適合自動温度調節器にてホットスタート運転がおこなえます。《ホットスタート運転について》ホットスタート運転とは、無通風時にヒータに通電し余熱をおこない、運転開始と同時に熱風を吐出させる運転です。Bセンサを利用し、無通風時に温度管理することによりホットスタート運転をおこなえます。ただし、専用の適合自動温度調節器が必要になります。自動温度調節器の仕様ならびに結線例、注意事項は付属のカタログ(No.8)のP.4を参照してください。型式XS-2AXS-2B・2CXS-3A・3BXS-3CXS-4A~4C連続使用最高熱風温度300℃350℃450℃適合自動温度調節器TRC202-2ATRC202-2B・2CTR32Aホットスタート温度上限過熱防止温度吐出温度設定上限300℃650℃300℃350℃650℃350℃不可不可450℃450℃TR52A不可不可450℃3/4450℃XS-5350℃XS-6350℃TRC501TCU20K-350TCU40K-350230℃570℃450℃230℃550℃350℃230℃550℃350℃


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