XS・SLシリーズ取扱説明書


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【1】据え付けの注意●周囲温度は-10℃~+70℃の範囲でご使用ください(XS-5・6は-10℃~+50℃の範囲)。凍結しないこと。●風雨にさらされない場所、屋内、通風の良い場所に設置してください。●ヒータ外部は高温になりますので、ヒータの周辺には可燃物を置かないでください。また、必要に応じてヒータケース本体に断熱等をおこなってください。●可燃性ガスおよび引火性液体蒸気、混合すると発火・爆発などの危険がある物質などの雰囲気での使用は危険です。●取付にあたっては連続使用最高熱風温度と取付姿勢の関係がありますので、下記参照ください。●ほこり・粉塵等の多い場所では使用しないでください。●通電性のある物質(カーボン繊維等)が浮遊している場所では使用しないでください。●酸性ガス・腐食性ガス等が浮遊している場所では使用しないでください。注意:いずれの取付姿勢においても送風停止時に熱が逆流しないようにしてください。熱が逆流してエア供給口、電源接続ターミナル等が過熱することがあります。この場合は、Aセンサ位置での熱風温度が必ず70℃以下なるまで、冷却運転をしてから送風を停止する必要があります。する必要はありません。)(熱が逆流しない場合は、冷却運転を通常運転での取付姿勢400℃以上で使用する場合ホットスタート運転での取付姿勢(XS-2シリーズA・Bセンサ付、XS-4・5・6シリーズ)※吐出口熱風温度を400℃未満で使用する場合はあらゆる取付姿勢で使用可能です。【2】電源・配線●電源は必ず専用回路を設け、充分な容量を確保してください。また感電事故防止のため必ずD種接地(300~600Vの場合はC種接地)工事をおこなってください。また配線工事、アース工事は電気工事士に依頼してください。●据付場所によっては漏電しゃ断器の取付が、法規により義務づけられています。漏電しゃ断器は感度電流が100~200mAのものをご使用ください。●XS-2・3・4・5・6シリーズにて供給エアの温度(循環温度)が100℃以上の場合は、電源接続ターミナルよりの熱伝達が上昇しますので、ヒータ電源線には必ず耐熱電線を使用してください。●温度センサ配線(A・Bセンサ)は、必ずシールド付きKタイプ補償導線を使用してください。温度センサ配線と入・出力信号配線はノイズ等による誤動作を避けるため、電力線、高周波線とは別に配線してください(シールド処理を必ずおこなってください)。●電源線、ヒータ線は所要容量と長さを考慮して決定してください。ヒータ端子●配線終了時は残材や切り粉等がターミナル部に残っていないか確認してください。〈電源接続部〉XS-4シリーズXS-3シリーズXS-5・6シリーズセンサ端子【3】運転前準備●使用する送風機とのインターロック回路を必ず確保してください。●吐出口の温度管理は必ずおこなってください。XS-3シリーズのAセンサK600Aを使用される場合は、本体吐出口のAセンサ取付口(PT1/8)に、Aセンサの先端が吐出口を前から見て、中心になるように取り付けてください。注意:Aセンサ(熱電対)を別の場所に取り付け、温度管理をおこなうとヒータの連続使用最高熱風温度を超えた熱風を吐出する可能性があり、ヒータ断線の原因となります。●ヒータの温度管理は弊社の適合自動温度調節器をご使用されることをおすすめします。自動温度調節器の仕様ならびに結線例、注意事項は付属のカタログ(No.8)のP.4を参照してください。●新品の場合はエアによるならし運転をおこなってください。ならし運転をおこなうとニクロム線表面に酸化皮膜ができ、ヒータの寿命が更に長くなります。ならし運転の目安は吐出熱風温度200℃にて20分程度です。2/4


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