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配管はガス管、フレキシブルチューブ等で、送風圧に耐え、かつ、熱風吐出口には充分な耐熱性を持つ配管をご使用ください。また、スーパーヒータは熱風運転時に熱膨張、及び運転停止時の冷却によって、ヒータケースが前後に伸縮するため、熱伸縮の対応に考慮した配管をおこなってください。接続配管が伸縮に対応できない場合、スーパーヒータが損傷するおそれがあります。熱伸縮対応配管方法としては、エア供給口側にフレキシブルチューブの採用、またはエア供給口側もガス管の場合は、一部に金属製フレキシブルチューブの採用をご検討ください。熱風吐出口は高温になりますので、付属の配管約付け防止剤を熱風吐出口のネジ部に塗布したうえで、吐出側配管を接続してください。配管が長くなる場合は、管内の摩擦係数、配管径、配管の曲がり等により圧力損失が生じ、送風量が減少することにより、ヒータが異常過熱するため、配管圧力損失を充分に考慮した送風源を選定してください。スーパーヒータは高温使用のため、熱風吐出口配管が長くなると放熱により急激に温度が低下します。よって、スーパーヒータ本体をできるだけ加熱対象物に近接させるか吐出口配管に充分な断熱施工をおこなってください。配管はエア漏れのないように確実に接続してください。配管施工時の残留切粉等が熱風吐出口、及びエア供給口から内部に混入すると、ヒータ内部でショートし非常に危険です。配管施工時は配管内に切粉等が残っていないか充分に注意してください。①②③④⑤⑥電源接続、及びアース工事は、電気工事士に依頼してください。スーパーヒータには必ずサージ電圧やノイズが電源に侵入しないように充分対策をおこなってください。専用回路を設けてください。漏電遮断器を取り付けられる場合は、感度電流100~200mA程度を目安にして決定してください。※漏電遮断器の感度電流は、初期漏洩電流の約10倍程度が一般的です。感電事故防止のため、アース工事をしてください(D種接地)。長すぎる配線は電圧降下を起こすので、ご注意ください。また、接続にコンセントを設ける場合は、充分な容量を確保してください。コンセントが経年劣化による接触不良、欠相等で発熱、故障することがあるので、なるべくコンセントの使用はひかえてください。①②③④⑤3.電源2.配管4.配線①スーパーヒータには、熱風温度検出用Aセンサ、過熱防止温度検出用B1センサ、ホットスタート、過熱防止温度検出用B2センサ、入口温度検出用Cセンサとして4本のK熱電対を本体内部に装備しています。これらの各センサで温度制御することによって、発熱体の表面温度を常時管理し、高い熱効率とロングライフを実現することができるため、必ず4本のセンサにより温度制御をおこなう回路を組んでください。TCUシリーズを使用することにより、スーパーヒータを最高熱風温度で使用でき、かつ、ホット専用温調ユニットスタート運転も可能となります。また、各センサでのパーフェクトな温度管理が可能となり、スーパーヒータの性能を100%引き出す制御がおこなえます。〈各センサ位置〉熱風温度検出用Aセンサ過熱防止温度検出用B2センサ過熱防止温度検出用B1センサ入口温度検出用Cセンサ-3-