熱交換器取扱説明書


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3.使用上の注意①②③各熱交換器は定格処理風量以下でご使用ください。定格処理風量を超えた風量で使用すると、熱交換率の低下や、過大な圧力損失により、熱源等に影響を及ぼす可能性があります。放熱側の圧力損失と受熱側の圧力損失を考慮してご使用ください。放熱側と受熱側の双方を1台の送風源でまかなう場合は、放熱側、受熱側の双方の圧力損失を加算した圧力が必要となります。乾燥炉等の排気側に熱交換器を取り付ける場合は、圧力損失により乾燥炉等への供給風量が低減する可能性があります。乾燥炉等の既存送風源で熱交換器の圧力損失を補えない場合は、排気用送風機の増設もご検討ください。④熱交換器へ供給する排気の最高使用温度は、NSACシリーズ(銅仕様):180℃、NSASシリーズ(SUS仕様):200℃です。これ以上の温度を供給しないでください。内部のシール材等が破損する原因となります。⑤熱交換器のシール材・気密材料にはシリコンを使用しています。シリコンに悪影響をおよぼす高濃度のガスや有機溶剤等は供給しないでください。内部のシール材・気密材料等が破損する原因となります。⑥熱交換器(放熱側・受熱側)へ接続する配管内気体流れは、ダンパの開閉等による脈動が可能な限り小さくなるようにしてください。脈動が大きいと内部エレメントの構造上、シール材等が破損する原因となります。⑦熱交換器の放熱側出口部にはドレンバルブを設けています。炉体排気に水分等が含まれている場合、ドレン抜きを必ずおこなってください。熱交換器内部の水分を効率よく排出するには、熱交換器の据え付け姿勢は『縦置き』を推奨します。⑧熱交換器は板金構造により、若干のエア漏れが生じる場合があります。1.2.3.4.-2-


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