ハイブローノズル取扱説明書


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③④熱風を通して配管する場合は、配管が熱くなるので、周囲の環境を充分に考慮して、断熱施工やカバーの設置等による火傷対策や環境対策措置を施してください。また、熱風を供給する鋼管配管自体も熱膨張するため、ハイブローノズルに影響が無いように注意してください。配管にフレキホースを使用する場合は、エア源の圧力を考慮して充分な耐圧を持つフレキホースを選定してください。特に高圧ブロワ(渦流ブロワ等)を使用する場合は、圧力に加えて、圧縮熱による温度上昇も考えられるため、耐熱性にも同時にご注意ください。5.スリットの調節方法ハイブローノズルは先端スリットを調節することで、スリット巾を変更できます。【スリット巾調節方法】①先端固定金具を外してください。③②先端、及び入口キャップのネジをゆるめてください。スリット固定ネジをゆるめて、スリット巾を調節してください。【スリット巾調節範囲、及びエア供給口1口当たりの最大面積】型式15AL25AL40AL50ALスリット巾調節範囲0.5~2.0㎜0.5~2.0㎜1.0~3.0㎜1.0~5.0㎜エア供給口1口当たりの最大面積(スリット長さ×スリット巾)1口当たり2口当たり3口当たり4口当たり205㎜2510㎜21230㎜21950㎜2410㎜21020㎜22460㎜23900㎜2-1530㎜23690㎜25850㎜2--4500㎜27800㎜2注意:スリットの最大面積を上表以上に調節した場合、左右の風速のバラツキが発生します。《注意》1.2.3.4.送風機の性能によっては、吐出風速を早めるためのスリット調節によって、逆にエア量や吐出風速が低下することがあります。カタログの性能曲線等を参照して送風機の能力範囲で調整してください。ネジをゆるめる場合、各パーツが外れて落下しないように注意してください。先端キャップ、入口キャップにはパッキンが取りつけられています。調節をおこなう場合にはパッキンを傷つけないように注意してください。パッキンの破損はエア漏れの原因となります。調節後は、ゆるめた各ネジをしっかりと締めつけてください。6.清掃方法ハイブローノズルは分解により、内部に溜まったゴミや埃を清掃できます。①清掃時はハイブローノズルを固定場所から取り外して実施してください。このとき、ハイブローノズルが落下しないように注意してください。②③清掃時はハイブローノズルの各ネジを取り外して分解してください。また、内部の整流格子はゆっくりと引き出してください。分解した各パーツは柔らかいブラシなどで清掃してください。水洗いをされた場合は、水分を布などで拭き取った後、充分に乾燥させてから組み付けてください。※ハイブローノズルに熱風を供給した場合、ハイブローノズル表面にクラックに似た症状が見られる場合がありますが、これは表面に施工された陽極酸化被膜とアルミニウム合金素材の膨張係数の差による陽極酸化被膜の微細なひび割れが目視にて確認できたものとなり、ハイブローノズルの性能には一切問題ありません。


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