ハイブローノズル取扱説明書


>> P.2

3.取り付け方法スリット長さ401㎜以上のハイブローノズルには固定金具が標準装備されています(400㎜以下はオプション)。ノズルの供給口形状によってそれぞれ固定金具が異なりますので、供給口形状にあった方法で固定してください。①上部用固定金具、または下部用固定金具(スリット長さ401㎜以上は標準装備)のいずれかにて取りつけてください。また、S1タイプ(サイド1口)にて吹き出し角度を変更する場合は先端固定金具のみでの保持ではなく、エア供給口ネジ部を利用した鋼管配管にて吹き出し角度を維持してください。また、S2タイプ(サイド2口)では、先端固定金具が取り付けられないため、必ず両サイドのエア供給口ネジ部を利用した鋼管配管にて吹き出し角度を維持してください。《S1(サイド1口)タイプ》《S2(サイド2口)タイプ》先端固定金具(上部用)入口固定金具(上部用)入口固定金具(上部用)入口固定金具(上部用)先端固定金具(下部用)入口固定金具(下部用)入口固定金具(下部用)入口固定金具(下部用)《U(上部)・F(正面)タイプ》先端固定金具(上部用)先端固定金具(上部用)注意:ノズルより吐出されるエアと炉壁等の空間距離は充分に確保してください(図1)。特に炉壁と吐出エアが近接している場合は、周囲のエアの巻き込み量が少なくなり、近接している炉壁側にエアが流れ、吐出エアの直進性が保たれません(図2)。図1図2②③④⑤ハイブローノズルには荷重をかけないでください。変形の可能性があります。本製品はアルミニウム製品です。本体を鋼管配管にねじ込む場合は、本体にパイプレンチをかけず、適正な締め付けでしっかりと固定してください。ハイブローノズルを固定する場合は、ハイブローノズルの自重に耐え、なおかつ振動などによる脱落がないように考慮してください。ノズルに熱風を通して使用する場合は、固定金具も熱くなりますので、固定部、及び周辺の熱対策を充分に施してください。また、ハイブローノズル自体も熱膨張しますので、膨張する長さを充分に考慮して隙間を持たせて取りつけてください(下表参照)。⑥ハイブローノズルを設置する場合は、対象ワークと接触しないようにしてください。鉄板等のワークが衝突するとハイブローノズルのスリット部が損傷します。また、熱風を吐出する場合はハイブローノズルの表面も高温となり、可燃性ワークが接触すると火災の原因になります。ハイブローノズルのエア供給口は、15A、25A、40A、50Aの外側ネジ(ニップル)になっています。配管には同サイズの内側ネジ(ソケット)をご使用ください。また、オプションのホース接続用ソケットを使用することで、フレキホースでの配管にも対応できます。接続部はしっかりと締めつけ、エア漏れがないように取りつけてください。接続する鋼管配管の重量がハイブローノズルや固定金具にかからないように、鋼管配管は他の固定方法でしっかりと保持してください。ハイブローノズルに荷重がかかると損傷や変形の原因となります。①②4.配管方法【熱による膨張長さの参考値】熱風温度ハイブローノズルスリット長さ膨張長さ100℃100℃200℃200℃500㎜1000㎜500㎜1000㎜約1㎜約2㎜約3㎜約4㎜先端固定金具(下部用)先端固定金具(下部用)


<< | < | > | >>