ペンヒータ取扱説明書


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5.運転●送風せずに無制御でヒータに通電すると数分以内にヒータが過熱して断線します。●エア供給源はホコリ、オイルミスト、水分等の無いクリーンエアをご使用ください。ヒータ内部にホコリ、オイルミスト、水分等が混入するとヒータの絶縁が低下して、ヒータの寿命が短くなります。また、ホコリがヒータ内部に入りますと、ヒータの熱で加熱され火の粉の状態で熱風吐出口より飛び出し危険です。●万一、水分がヒータ内部に混入した場合の感電事故を防ぐには、絶縁トランスを使用されると安全です。●エア供給源にはコンプレッサエアを使用してください。供給圧力を0.5MPa以下に減圧し、最大使用可能風量以下のエアを供給してください。また、エアフィルタ、マイクロエレッサ等を使用ください。●ヒータ内部にダスト等が混入すると、ヒータやセンサが断線・破損します。供給エア内のダストを除去するためにダスト除去フィルタを設けることをおすすめします。※ダスト除去フィルタは、例としてCKD製AF1003Pシリーズ相当品を推奨いたします。●供給エアの温度は0℃以上+60℃以下、湿度は90%R.H.以下(非結露)でご使用ください。●可燃性ガス、引火性液体蒸気が混入する場合での使用は危険です。●運転中はヒータケースが熱くなりますので、必要に応じて火傷防止のために断熱材等を設けてください。●運転を停止した後で、配管内の湿度が高い場合結露することがあります。万一、結露によって絶縁低下が発生した場合は、数分間送風すると結露がなくなり絶縁が回復します。●ペンヒータは碍子の特性上、長期運転後の停止状態において絶縁が低下する場合があります。ペンヒータの絶縁が低下した場合は、少量のエアによる送風運転をおこなうことで絶縁が回復します。●ペンヒータは自己発塵量をクリーン度クラス10,000相当を確保しておりますが、以下のご使用条件が必要となります。・供給するガスはクリーンなエアや不活性ガスとしてください。・振動の無い場所に設置しご使用ください。・供給するエア圧力・風量の急激な変化や脈動を避けてください。・ご使用環境は清浄を保ってください。※推奨ご使用環境…ISOクラス7(ISO)もしくはクラス10、000((FED-STD-209D)以上のクリーンルーム・配管材には帯電性の強い合成樹脂等は避けてください。また、配管からの発塵を防ぐため清浄な配管材を使用してください。-6-


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