温調ユニットTCUシリーズ(コンプレッサ仕様)取扱説明書


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①②③・・・・・・・・・・・・・①②③④①②③④⑤2.据え付け本機は据え付け、もしくは背面取り付け専用です。必ず操作面を垂直にして、水平の状態で設置してください。本体固定金具(2ヶ)は、出荷時に取扱説明書袋に同封しております。必要に応じて据え付け位置、背面位置に取り付けてください(取付用ネジ×4ヶは本体据え付け位置に取り付けています)。また、本体ブレーカ上下の長穴にブレーカカバー(赤色:取扱説明書に同封)を取り付けてください(本体ブレーカを操作スイッチとしてのON/OFF防止のため、必ずブレーカカバーを取り付けてください)。据え付けは右図を参照にして、充分な取付スペースを確保してください。特に本機背面のスペース(35㎜以上)は据え付け、背面取り付けに関わらず、機内冷却のために重要なスペースです。また、本機を発熱部上部等の温度上昇につながる場所には設置しないでください。設置できない場所振動のある場所通電性浮遊物(カーボン繊維等)のある場所標高1000m以上の場所可燃物の近辺酸性ガス、腐食性ガス等が浮遊している場所気圧の低い場所周囲温度-5℃~+40℃以外の場所周囲湿度85%R.H.以上の場所発熱部の上部屋外で風雨にさらされる場所裏面が壁等に密着される場所ほこり、粉塵等の多い場所密閉された部屋、及びケース内3.電源電源接続、及びアース工事は、電気工事士に依頼してください。本機の電源には必ず正弦波波形をもつ商用電源(50/60Hz)を使用してください。高調波を含んだひずみ波をもつ電源は絶対に使用しないでください。また、サージ電圧やノイズが電源に侵入しないように充分対策をおこなってください。専用回路を設けてください。漏電遮断器を取り付ける場合は、下記の表に従って感度電流の容量を決定してください(漏電遮断器の感度電流は初期漏洩電流の約10倍程度が一般的です)。型式漏電遮断器(ELB)感度電流目安TCU8K・12K50mATCU20K100mA感電事故防止のため、アース工事をしてください(300V以下:D種接地600V以下:C種接地)。注意長すぎる配線は電圧降下を起こすので、ご注意ください。4.配線注意配線、及び点検時は必ず電源を遮断してください。温調ユニットは本体のブレーカ(NFB)をOFFにしても操作回路には通電されていますので、必ず工場元電源(一次側電源)を遮断してください。電源を入れた状態で作業をおこなうと感電します。注意接続にコンセントを設ける場合は、充分な容量を確保してください。コンセントが経年劣化による接触不良、欠相等で発熱、故障することがあるので、なるべくコンセントの使用はひかえてください。注意センサコネクタを配線せずに熱風運転をおこなうと、ヒータは断線します。配線は電気工事士に依頼してください。お買い上げいただきました、TCUシリーズの制御容量とスーパーヒータの容量を再度ご確認ください。TCUシリーズは機種によって端子構造、端子配列等が異なりますので、お買い上げの機種をご確認の上、本書、及びスーパーヒータ、送風機ユニットの取扱説明書に従って確実に配線をおこなってください。配線は本機の下面、両側面にある、計3ヶ所の入線穴を利用してください。両側面から入線される場合は、下面の入線板と両側面のサイドパネルを取り替えてください。スーパーヒータとの配線には、必ず付属のヒータコードとセンサコードを使用してください。センサコードにはスーパーヒータ用入線板を付属していますので、スーパーヒータの入線板と入れ替えてご使用ください。注意スーパーヒータとの配線には、付属のヒータコードとセンサコード以外を使用しないでください。故障の原因になります。注意センサコードをAC電源線、電力線、高調波線と同一ダクト内に通したり、隣接配線や結束をしないでください。ノイズの影響を受けると故障の原因となります。注意温調ユニットは主に工業環境で使用される装置です。住宅環境等で使用する場合は、電波障害が発生するおそれがあります。その際、この製品の使用者は障害低減のために適切な手段を講じなければならないことがあります。-2-据え付け位置固定金具取付背面位置固定金具取付


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