自動温度調節器TRシリーズ取扱説明書


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11.異常検出●オーバーヒート熱風発生機のヒータケース内が異常高温になった場合、オーバーヒートランプが点灯し、本体ブレーカ(NFB)がトリップし、全ての運転が停止します。オーバーヒートの原因を取り除き、充分に冷却した後、元電源(工場電源)と本体ブレーカ(NFB)をいったんOFFにして、再度ONにしてください。《主な原因》・吸入口金網、フィルタの詰まり・異物の混入による送風機モータのロック・炉体等の充分な排気口が確保できていない・対象ワークの近接等による吐出口の抵抗(圧力損失が大きい)●温度異常吐出口温度が上限を超えた場合、または吸入温度が上限を超えた場合、温度異常ランプが点灯し、送風運転状態となります。異常の原因を取り除き、吐出口温度、または吸入温度が下がると自動復帰します。《主な原因》・外部センサ使用時の吐出口温度上限オーバー・過大な圧力損失による風量の減少・吸入口金網やフィルタの詰まりによる風量減少・熱風循環温度が熱風発生機の吸入気体温度の上限を越えた場合●送風機異常送風機が過負荷、過電流、ロック状態になった時、送風機異常ランプが点灯し、熱風発生機のすべての運転は停止します。異常の原因を取り除き、送風機モータの温度が下がると自動復帰します。《主な原因》・ベアリングの摩耗・異常電圧(定格以外の電圧)・圧力損失の大きい配管・極端に開口部のせまいノズル等の使用●温度センサ異常温度センサが異常時、自動温度調節計の指示温度表示部に下記が表示されます。温度センサの断線、または接続不良温度センサの+-逆接続注意:異常時の配線確認や配線手直しは必ず元電源(工場電源)を遮断して実施してください。-11-


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