関西電熱の総合製品カタログ


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ご使用について¡ペンヒータは軽量で細長いスリムな形状ですので、入り組んだ装置内の狭い部分に近づけてピンポイントで熱風ブローすることができます。無駄な熱風のロスが無くなりますので省エネに有効です。また、加熱対象部分以外への熱風による影響を極力抑えることができます。¡ペンヒータ1台に対して、【ペンヒータ専用マルチコントローラTRC202-P】1台が必要です。TRC202-Pはペンヒータの能力を100%引き出すことができるよう独自の制御回路でチューニングされております。TRC202-P無しではペンヒータを安全に運転することができず、温度制御やヒータの保護、ホットスタート運転など一切できません。¡エア供給圧力は0.5MPa以下に減圧して、かつ最大使用可能風量以下のエアを供給してください(圧力損失曲線参照)。¡エア源はクリーンエアを使用してください。ヒータ内部に油分・水分等が混入するとヒータの寿命が短くなります。異物の混入を低減させるために必ず付属のストレーナをご使用ください。¡運転中はヒータケース(SUS)が高温となりますのでご注意ください。通常運転時の取り付け姿勢ホットスタート運転時の取り付け姿勢熱風吐出口の耐荷重180°送風停止時に熱が逆流しない事下向きの場合は冷却運転が必要水平より下向き性能曲線180°熱が逆流しない事水平より下向きの場合はご使用不可1.0㎏まで400℃未満0.2㎏まで400℃以上(注)いずれの取り付け姿勢においても送風停止時およびホットスタート運転時に熱が逆流しないようにしてください。熱が逆流した場合、内部配線・端子・エア供給チューブ等が破損するおそれがあります。取り付け姿勢を下向きで使用される場合や熱が逆流する場合は、Aセンサ位置での熱風温度が70℃以下になるまで冷却運転をおこなってください。温度、風量(エア供給口にて測定)、圧力損失の数値はすべて実測で保証値を記載しております。いずれもぺンヒータ専用マルチコントローラTRC202-Pと組み合わせての計測値です。温度℃8007507006005004003002001000熱風曲線800W600W400W10255075100125風量(Nℓ/min)150圧力損失kPa3002001000圧力損失曲線(ヒータOFF吐出口開放)50100150200風量(ℓ/min)温度℃800750700600500400800W600W1016192025400W50風量(Nℓ/min)◇最高使用温度でご使用される場合、以下の風量が最小使用可能風量となります。¡PH12(400W)最高使用温度600℃〉…最小使用可能風量16Nℓ/min¡PH22(600W)最高使用温度700℃〉…最小使用可能風量19Nℓ/min¡PH22(800W)最高使用温度750℃〉…最小使用可能風量20Nℓ/min¡熱風曲線は、吸入温度20℃においてヒータ電源100%入力時に、吐出口Aセンサ(本機に組み込み済み)で計測した熱風温度の曲線です。¡ペンヒータ専用マルチコントローラTRC202-Pで温度コントロールした場合に限り、熱風曲線以下の温度が自由に調節できます。¡印は使用限界を示しこれ以上の温度、これ以下の風量では使用できません。最小使用可能風量(10Nℓ/min)時は、400℃以下でご使用ください。¡圧力損失曲線は、ペンヒータ本体+エア供給チューブ1m(標準装備)に接続した場合の曲線です。圧力損失の約70%はエア供給チューブ1mのみにかかる圧力損失です。¡エア供給チューブを延長される場合には、エア供給チューブにかかる圧力損失を充分に考慮してください。結線例AセンサBセンサヒータシールドAセンサ+(A+)Aセンサ-(A-)Bセンサ+(B+)Bセンサ-(B-)運転モード●閉:ホットスタート○開:通常(熱風吐出)ヒータON/OFF●閉:ヒータON○開:ヒータOFF※接点出力DC5V10mA以上DC30V1A以下工場側ブレーカヒータ電源(H1)ヒータ電源(H2)速断ヒューズ工場電源LNAC200V50/60HzTRC202-P制御部表示部電源部F内部リレーTRIACMAX20ANF主回路リレーCP20AS1S2S3S4S5S6S7S8OUTCOM1234E注意¡半導体の特性上、漏れ電流が発生します。TRC202-Pおよびヒータのメンテナンス時は工場側の元電源を遮断してください。¡TRC202-Pは、異常時に安全回路(主回路リレー)が動作しヒータ回路を遮断します。異常表示内容を確認しメンテナンスをおこなってください。¡電源は専用回路を設け、充分な容量を確保してください。¡電源線、ヒータ線は所要容量と長さを考慮し決定してください。¡温度センサ用の配線と入出力信号用の配線は、ノイズ等による誤動作を避けるため、電力線や動力線、高周波線とは別に配線してください(シールド処理を必ずおこなってください)。¡温度センサ用の配線にはシールド付補償導線〔K〕を使用し、必ずシールドアース工事をおこなってください。¡配線工事、アース工事は電気工事士に依頼してください。※カタログNo.6の7ページを参照アース2


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