ダクトヒータ取扱説明書


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注意:ターミナルボルト、ワタリ板、ワタリ線への配線は、サイズにあった工具を利用し、ターミナルボルトに無理な力がかからないように締め付けてください(締付トルクDH-1LK・2:6N・mDH-2LK~12K:12N・mDH-18K・24K:42N・m)。注意:配線材は必ず耐熱仕様タイプ(耐熱温度120℃以上)をご使用ください。注意:ターミナル部は熱風運転中、または過熱防止作動時に高温になる可能性があります。ダクトヒータの取り付け方向に制限はありませんが、できるだけターミナル部を上側以外の方向での使用をおすすめします。ターミナル部を上側で使用させる場合は、ターミナル温度が120℃を越えないように充分ご注意ください。注意:ターミナル部の各端子の空間距離を充分に確保できるように配線してください。注意:異電圧仕様の場合は、ヒータ容量(W)÷供給電圧(V)÷√3=ヒータ電流値(A)にてヒータ電流値を算出し、電線のサイズを決定してください(DH-2K、4LK、8Kの380V~460Vのみ配線方法が異なりますので、添付の別紙をご参照ください)。注意:接続したヒータ電源線はターミナルボルトに無理な力がかからないように、またヒータフレームや金属部、及びワタリ板に触れないように固定してください。注意:ダクトヒータのヒータ電源線の入線は、本体入線穴の荷重、及びターミナルカバー内の配線取り回しを考慮して、絶縁電線(単線)での入線をおすすめします。④過熱防止センサ(K熱電対)により安全回路を構成し、過熱時にはヒータに流れる電流を必ず遮断してください。ダクトヒータには、熱風吐出口部に過熱防止センサ(K熱電対)を装備しています。必ず過熱防止センサを温度調節器などにより、過熱防止設定温度検出時にダクトヒータに流れる電流を遮断する安全回路を必ず組んでください。センサ仕様K熱電対過熱防止温度設定値370℃以下端子部ネジサイズM3※専用自動温度調節器TR□Kシリーズをご使用いただくことで、過熱防止センサ(K熱電対)を下記の機能で制御管理ができます。(詳しくはP.6の専用自動温度調節器を参照してください。)・吐出口センサとしての吐出熱風温度の熱風温度制御(連続最高使用温度400℃)・過熱防止センサとしての安全回路管理(420℃時オーバーヒートでのNFBトリップ)⑤アース端子用ネジ(DH-1LK~DH-12K:M5ネジDH-18K・24K:M6ネジ)を利用して、アース工事を必ずおこなってください(300V以下:D種接地、300V超:C種接地)。3.運転①必ず過熱防止センサにて安全回路を確保し、なおかつ送風機とのインターロック回路も確保してください。注意:ダクトヒータへ送風せずに電源を供給すると、空焚きとなり異常過熱によりヒータが断線します。②吐出側の任意の位置に温度センサを設け、適切なエアを供給し、その温度にてダクトヒータを制御してください。注意:ダクトヒータの使用最高熱風温度は350℃です。任意に設けられた吐出口温度管理用センサの位置によって、350℃以下の温度で制御してください(温度センサをダクトヒータから離れた場所へ設けた場合、ダクトヒータの使用最高熱風温度を超える可能性があります。)(専用自動温度調節器TR□Kシリーズをご使用時は、使用最高熱風温度は400℃です。)注意:制御素子に半導体素子(SSC、SCR等)を使用して制御をおこなう場合、これらはその特性上、回路が異常時に導通状態になることがありますので、一次側、または二次側に電磁接触器を組み込み、その回路を遮断してください。注意:2回路以上のダクトヒータ(DH-8K以上)を回路毎でヒータ制御をおこなわないでください。熱抵抗によりOFF状態のヒーに多くのエアが流れ、ON状態のヒータが異常過熱する可能性があります。-4-


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