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7-2オーバーヒート(端子番号:BC-1B-2B)(TCB)搭載:検出保持タイプ(パワーオンリセットタイプ)ヒータケース内が異常高温になった場合に連続ブザー音が鳴り、オーバーヒートランプ(赤)が点灯し、端子の接点を開、または閉にするセンサが内蔵されています。《主な原因》・吸入口金網やフィルタの詰まりによる風量減少・異物の混入による送風機モータのロック・炉体等の充分な排気口が確保できていない。・対象ワークの近接等による吐出口の抵抗(圧力損失が大きい)《復帰方法》オーバーヒートの原因を取り除き、本体を充分に冷却した後、安全回路の電源を一度OFFにして再度ONにすると信号は解除されます。ただし、温度が下がっていない場合は、再度オーバーヒートとなります。7-3送風機異常(TPM)(端子番号:MC-MB)(TPM)搭載(自動復帰タイプ)送風機が過負荷、過電流、ロック状態により異常高温になった時、端子の接点を開にするセンサが内蔵されています(ブザーの発報、及び各ランプの点灯、点滅動作はありません)。《主な原因》・ベアリングの摩耗・異常電圧(定格以外の電圧)・極端に開口部のせまいノズル等の使用・圧力損失の大きい配管《復帰方法》異常の原因を取り除き、送風機が充分に冷却されると自動復帰します。8.風量調節●本機は専用インバータ(付属品)を使用しない場合、風量調節ができません。必ず、付属品の専用インバータを操作回路に組み込んで、本機の送風機端子と送風機異常端子を配線してください。【結線図】①②配線後、専用インバータの端子SD-STFに送風機運転信号をONしてください(無電圧接点信号:端子電圧DC24V)。専用インバータのRUNランプ(赤)が点灯し、送風機が運転を開始します。専用インバータの端子4-5に周波数設定アナログ信号(DC4-20mA)を入力して、風量調節をおこなってください。入力信号に応じて、専用インバータモニタ部に周波数(20~60Hz)が表示します。・4mA入力時→周波数20Hz・20mA入力時→周波数60Hz〈注意〉送風機モータ(耐熱型)の冷却効果を考慮して、モータ回転数の下限は20Hzに設定しています。よって、風量調節を最小にしても熱風発生機が無負荷に近い状態なら、最高温度付近まで昇温しません。この場合は吸入口にダンパ等を設け、風量設定値を最小の状態で風量を調節してください(モータ回転数は絶対に20Hz以下で使用しないでください)。-8-