自動温度調節器TRTシリーズ取扱説明書


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1.据え付け①本機は据付専用です。水平の位置に設置してください。※本体底面の空間は機内冷却のために必要です。固定金具を取り外して設置しないでください。②必要に応じてしっかりと固定してください。③設置できない場所・振動のある場所・可燃物の付近・屋外で風雨にさらされる場所・周囲温度-5~+40℃以外の場所・周囲湿度85%R.H.以上の場所・発熱物の上部・密閉された部屋、及びケース内・裏面が壁等に密着される場所・標高1000m以上の場所・気圧の低い場所・ほこり、粉塵等の多い場所・酸性ガス、腐食性ガス等が浮遊している場所・通電性浮遊物(カーボン繊維等)のある場所※TRT20Aは最大50W、TRT51Aは最大130W、TRT101Aは最大200W発熱します。2.電源①電源接続、及びアース工事は、電気工事士に依頼してください。②熱風発生機電源には必ず正弦波波形をもつ商用電源(50/60Hz)を使用してください。高調波を含んだひずみ波をもつ電源は絶対に使用しないでください。また、サージ電圧やノイズが電源に侵入しないように充分対策をおこなってください。③専用回路を設けてください。漏電遮断器を取り付けられる場合は、下記の表に従って感度電流の容量を決定してください。④感電事故防止のため、アース工事をしてください。(300V以下:D種接地600V以下:C種接地)⑤電源接続はTRTシリーズの前面、両側面、下面にある計5方向の入線穴を利用してください。注意注意注意注意長すぎる配線は電圧降下を起こしますので、ご注意ください。配線、及び点検時は必ず電源を遮断してください。自動温度調節器は本体ブレーカ(NFB)をOFFにしても、操作回路には通電されていますので、必ず工場元電源(一次側電源)を遮断してください。電源を入れた状態で作業をおこなうと感電します。接続にコンセントを設ける場合は、充分な容量を確保してください。コンセントが経年変化による接触不良、欠相等で発熱、故障することがあるので、なるべくコンセントの使用はひかえてください。熱風発生機は主に工業環境で使用される装置です。住宅環境等で使用する場合は、電波障害を発生する恐れがあります。その際、この製品の使用者は障害低減のために適切な手段を講じなければならないことがあります。型式TRT20ATRT51ATRT101A漏電遮断器(ELB)感度電流目安30mA50mA100mA※漏電遮断器の感度電流は初期漏洩電流の約10倍程度が一般的です。3.配線①配線は電気工事士に依頼してください。②お買い上げいただきましたTRTシリーズの制御容量と熱風発生機容量を再度ご確認ください。③TRTシリーズは機種によって端子構造、端子配列等が異なりますので、お買い上げの機種をご確認の上、本取扱説明書、熱風発生機の取扱説明書、及び結線電気図に従って確実に配線をおこなってください。④配線はTRTシリーズの前面、両側面、下面、背面にある計5方向の入線穴を利用してください。注意注意注意注意TRT51A、101Aは安全回路電源端子11、12を接続しないと、ヒータの断線、及び場合によっては火災の原因となります。端子1、2の吐出口温度センサの配線はシールド付補償導線を使用してください。配線は極力短くし、電力線や動力線、高調波線等の配線と同一ダクト内に通したり、並行配線や結束をしないでください。ノイズの影響を受けると故障の原因となります。配線、及び点検時は必ず電源を遮断してください。自動温度調節器は本体ブレーカ(NFB)をOFFにしても、操作回路には通電されていますので、必ず工場元電源(一次側電源)を遮断してください。電源を入れた状態で作業をおこなうと感電します。注意安全回路を確保せずに熱風運転をおこなうと、ヒータは断線します。-1-


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