自動温度調節器TRシリーズ取扱説明書


>> P.2

1.据え付け①本機は壁付、据付専用です。水平、または垂直の位置に設置してください。※本体底面、及び裏面の空間は機内冷却のために必要です。固定金具を取り外して設置しないでください。壁掛け壁掛け据え置き図1図2図3※出荷時の梱包を解いた状態では固定金具を内向きに取りつけています。ご使用時は固定金具を外向きに取りつけてください(図1)。※出荷時は壁付の方向に固定金具を取りつけています(図2)。※据置でご使用される場合は、固定金具の取付位置を変更してください(図3)。②必要に応じてしっかりと固定してください。③設置できない場所・振動のある場所・可燃物の付近・屋外で風雨にさらされる場所・周囲温度-5~+40℃以外の場所・周囲湿度85%R.H.以上の場所・発熱物の上部・密閉された部屋、及びケース内・裏面が壁等に密着される場所・標高1000m以上の場所・気圧の低い場所・ほこり、粉塵等の多い場所・酸性ガス、腐食性ガス等が浮遊している場所・通電性浮遊物(カーボン繊維等)のある場所2.電源①電源接続、及びアース工事は、電気工事士に依頼してください。②一次側電源には必ず正弦波波形をもつ商用電源(50/60Hz)を使用してください。高調波を含んだひずみ波をもつ電源は絶対に使用しないでください。また、サージ電圧やノイズが電源に侵入しないように充分対策をおこなってください。③専用回路を設けてください。漏電遮断器を取り付けられる場合は、下記の表に従って感度電流の容量を決定してください。④感電事故防止のため、アース工事をしてください。(300V以下:D種接地600V以下:C種接地)⑤電源接続はTRシリーズの前面、両側面、下面にある計5方向の入線穴を利用してください。⑥電源接続、アース工事、サービス端子の配線、及ディップスイッチによる出力端子の切り換えは、必ず電源を遮断した状態でおこなってください。注意注意注意注意長すぎる配線は電圧降下を起こしますので、ご注意ください。配線、及び点検時は必ず電源を遮断してください。自動温度調節器は本体ブレーカ(NFB)をOFFにしても、操作回路には通電されていますので、必ず工場元電源(一次側電源)を遮断してください。電源を入れた状態で作業をおこなうと感電します。接続にコンセントを設ける場合は、充分な容量を確保してください。コンセントが経年変化による接触不良、欠相等で発熱、故障することがあるので、なるべくコンセントの使用はひかえてください。熱風発生機は主に工業環境で使用される装置です。住宅環境等で使用する場合は、電波障害を発生する恐れがあります。その際、この製品の使用者は障害低減のために適切な手段を講じなければならないことがあります。型式TR32ATR52ATR82ATR102ATR152A漏電遮断器(ELB)感度電流目安50mA程度50mA程度100mA程度100mA程度200mA程度※漏電遮断器の感度電流は初期漏洩電流の約10倍程度が一般的です。-1-


<< | < | > | >>